Eric Zuesse
Global Research
2015年6月23日
ウクライナのペトロ・ポロシェンコ大統領は、ウクライナ最高裁に、彼の前任者、ヴィクトル・ヤヌコーヴィチは、違法な操作で打倒されたと判断するよう要求している。; 言い換えれば、ポロシェンコ自身の大統領職を含め、ヤヌコーヴィチ後の政権は、クーデターで権力の座についたもので、民主主義的でなく、いかなる正統な憲法上の手順によるものではないのだ。
ウクライナ憲法裁判所の英語版ウェブサイトには掲載されていないが、ロシアを含む、アメリカ合州国外で広く報じられている異例の文書中で、ポロシェンコは、ウクライナ語で(英語ではなく)、ウクライナ憲法裁判所に(英語で広く引用されている)こう申し立てたのだ。
“私は、裁判所に、‘ヴィクトル・ヤヌコーヴィチの大統領という肩書きを廃止する’法律が違憲であることを認めるよう要求する。”
私は先に報じており、これが抜粋だが、ポロシェンコ自身、2014年2月26日以前に、EU調査官に、2月22日のヤヌコーヴィチ打倒直後、あの打倒は、クーデターだったと認めており、EUの捜査官が所見を、EUの外務・安全保障上級代表、キャサリン・アシュトンに伝えた通り[そして、私のこの説明注釈]あたかも、ウクライナ保安庁部隊の兵士のような服装をした狙撃兵達は、実際そうではなく、偽装工作でさえあった。
“同じオリガルヒ[ポロシェンコは、大統領になった際、既にこれを知っていた]が、あらゆる証拠が、警官と街頭の人々が両側から狙撃兵達に殺害されたことを示していると語り[ヤヌコーヴィチが陰で糸を引いていたと発言したばかりのアシュトンには衝撃だった]連中は同じ狙撃兵達が、両側から人々を殺害した[だから、ポロシェンコ自身、彼の政権が、自分の前任者に対する、偽装作戦のアメリカが支配したクーデターに基づいていることを知っている]。… 狙撃兵達の背後にいたのは、ヤヌコーヴィチではなく、新連合の誰かなのだ。”
ヤヌコーヴィチは、EUのウクライナ加盟提案を拒否したことに対する大衆の怒りの結果、打倒されたという神話が、でっち上げにすぎなかったことをアシュトンが最初に知ったはその時だ。(実際、このクーデター計画は、少なくとも、2013年始め、ヤヌコーヴィチのEU判断よりずっと前に、既にアメリカ大使館で進行中だった。しかもウクライナ国民の政府支持率は、ヤヌコーヴィチがEUの提案を拒否すると発表した直後が最高だったが、そこで、アメリカが“マイダン”反乱を画策して、この支持率は急落した。)
もし憲法裁判所が、ポロシェンコの請願を認めれば、2014年2月4日に、アメリカ国務省のビクトリア・ヌーランドがアルセニー・ヤツェニュクを任命し、2月26日、クーデターの終わりに、ウクライナ議会(ラーダ)がそれを確認したことや、クーデター直後の臨時政府に選ばれた候補者の一人が、2014年5月25日に‘選出される’まで、暫定大統領として、ヤヌコーヴィチの代理をつとめたオレクサンドル・トゥルチノフを含め、他の任命も、ポロシェンコが勝利した‘選挙’も、皆ことごとく違法だったことになる。
ただし、この違法性は既に知られていた。2014年2月28日、“ヤヌコーヴィチの排除は違憲だった。”ことは既に詳しく説明されていた。あれは弁護士向けだった。だがこのクーデターの結果、自らの地位を得たウクライナ自身の大統領が、裁判所に、“民間CIA”企業ストラトフォーの創設者すら、“史上最もあからさまなクーデター”と呼んだほどの(それがワシントンの仕業だったことを示す本物のビデオや他の証拠か余りに膨大なためだ)ものが、クーデターであったことを“認める”様、要求し、ウクライナの憲法裁判所は、とうとう衝撃的な苦境に直面している。
しかも、今ニュースで報じられているのは、ドミトリー・ヤロシの右派セクター、つまりワシントンが、クーデターと、ウクライナの元ドンバス地域における民族浄化作戦の為に雇った同じ集団が、対ドンバス戦争をすぐさま再開しなければ、ポロシェンコを打倒するため、7月3日にキエフに集合すると発表したのだ。ワシントンがヤヌコーヴィチを打倒する為に雇った連中が、同じことを、ポロシェンコにしようとしているのだ。ウクライナを正式に率いているわけではないウクライナ・ナチスと、一体どこまで、うまく付き合えるかについて、オバマ政権内部で葛藤がおきている。
ワシントンは、ウクライナ計画でワシントンが依拠しているウクライナ・ナチスと歩調を合わせるのに苦労している。ウクライナ・ナチスは、ロシア人の血を渇望しており、オバマ政権が進めようとしているよりずっと早く、渇きを癒やしたがっているのだ。ワシントンの以前の“くたばれEU!”も期待していたほどには機能していない。そこで、オバマ政権と、オバマが頼りにしているウクライナ人執行人との間の反目は強まりつつある。
基本的に、今やポロシェンコは、片やEU、片やウクライナのしっかり武装したナチスの間で板挟みになっている。そして、これまでのところ、究極の決定者であり、対ロシア向けの、ウクライナの賭けを有効に機能させるのに、ウクライナ・ナチスとEU、双方の協力を必要としているアメリカのオバマ大統領は、この両者の間で、どっちつかずでいる。ジョン・ケリーは、EU側についている。ビクトリア・ヌーランドは、ナチス側についている。だが、オバマ自身はまだ立場を鮮明にしていない。
調査ジャーナリスト、歴史研究者のEric Zuesseは新刊「彼らは全然違う: 民主党対 共和党の経済実績、1910-2010」および「キリストの腹話術師:キリスト教を生み出したイベント」と「封建主義、ファシズム、リバタリアニズムと経済学」の著者。
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「たま駅長死ぬ」、大本営広報部で大ニュース。スケートの鈴木さんが出る娯楽番組。高齢ネコ駅長が天寿を全うした話。猫も犬も可愛い。が価値観、えらくずれていないだろうか。
国会周辺での戦争本案反対集会、瞬間も報じない。頭がくるっているのは自民党・公明党、維新だけではない。大本営広報部、腐敗の極み。
主催者発表3万人。一桁たりない。彼の祖父の安保改訂、一桁上の人が集まった。
岸信介、さすがは狂った孫の原型、デモに集まる群衆に対し、声なき声を聞けといった。反政府デモの異常な連中ではなく、健全な?野球試合に熱中する国民がいるといったのだ。おさななじみ連中、デモにゆかず、楽しく酒を飲んでいる。またしても、飲み会に誘われた。拷問。戦争・原発・TPP推進連中とつきあうのは人生の無駄。喧嘩になるだけ。
大本営広報部が女子サッカーを称賛するのはそれが狙いだったかと今になって気づいた。
大本営広報部、電気洗脳機、見る必要皆無。見ない方が良いに決まっているが、たまたま、ブログを書き込みながら横目で見ただけ。
ところで、TPP、宗主国の腐敗の様はすさまじい。属国は宗主国を越えられない。
ジョン・ベイナー(共-オハイオ州)は“賛成”票で530万ドル受け取り一番貰った議員だ。
ケビン・マッカーシー(共-カリフォルニア州)は“賛成”票で240万ドル受け取った。
ポール・ライアン (共-ワイオミング州)は“賛成”票で、240万ドル受け取り、三番目にもらった議員だ。
パット・ティベリ(共-OH)はポール・ライアンに次ぎ“賛成”票で160万ドル貰い四番目だ。
ずっと詳しい英語原文はこちら。
要するに、大資本の犬ではないか。
戦争で、兵器で儲けたい企業の走狗になって、侵略戦争法案を推進する与党連中、すなわち犬。考えてみると、異常な首相の兄弟、日本最大の戦争産業につとめていたと記憶している。
正義うんぬんは全てウソ。
戦争産業の儲けのために、全く無意味な侵略戦争は続けられている。
TPAの行く末を、大本営広報部・大政翼賛会、嬉しそうに報じている。閣僚も。宗主国の例をみれば、いずれも、金でころんだ売国奴。
地獄に落ちることが、どうしてそんなに嬉しいのだろう。素人には全くわからない。