Paul Craig Roberts
2015年2月13日
前回のコラムでは、この協定が失敗に終わると私が考える理由を挙げた。プーチンと、分離派諸州が非難されることになろうから、ロシアとドネツク、ルハンスク共和国にとって、より不利と見たのだ。英語は世界言語で、おかげで、ワシントンと、その売女マスコミは、解釈を支配することが可能だ。
セイカーと私は、和平協定の条項は、ばかばかしく、実施不可能であり、実行されまいという点では一致している。ただし、セイカーは、もし実施されれば、重火器を紛争地域から除去するという条項は、共和国にとって有利と見ている。セイカーの観点は知るに値する。紛争は、ロシアとの一体化という共和国の要求をロシアが受け入れることで終えることが可能であり、紛争が長引けば長引くほど、欧米が、プーチンと分離派の共和国を悪魔化することが可能になることを、私が強調しているのに対し、セイカーは、紛争は、今年、ウクライナの経済、軍事、政治崩壊で終わると見ている。http://www.informationclearinghouse.info/article40979.htm
アレクサンダー・メルキューリスは、ミンスク協定の一つの肯定的特徴を強調しており、実際の交渉や協定そのものではなく、ヨーロッパは、今や、軍事紛争をエスカレートするというワシントンの計画に関与したが、反対しているという。彼は、ウクライナにおける結果は、ヨーロッパが何をするかにかかっていると書いているが、この点には、私も同意する。http://www.informationclearinghouse.info/article40967.htm
ウクライナ危機まるごと、ワシントンが画策したものであることを、ヨーロッパ諸国政府が知らないとは考えにくい。ロシアに対するワシントンの攻撃的敵意の危険と無謀さを、ヨーロッパが自覚し始めた以上、ヨーロッパは、ワシントンに同盟するのではなく、独自の外交政策を編み出し、臣下の立場を離脱するかもしれない。もしそういうことが起これば、ワシントンの覇権主義的武力侵略は、それを支える国々を失うことになる。悪の帝国は崩壊を開始し、平和への可能性は高まろう。
記事原文のurl:http://www.paulcraigroberts.org/2015/02/13/update-minsk-peace-deal-paul-craig-roberts/
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とんでもない人物がとんでもない発言をしたのが、英語記事になったり、南アフリカ大使から反論されたりしている。
とうとう、カトリックのスペインの新聞El Mundoでも、大々的にとりあげられた。あの方はもうスペインにも中南米にも観光にゆけないかもしれない。日本支配層と、売女マスコミのの実態を世界に知らしめる上で、絶大な貢献をしてくださったことは、慶賀の至り。
2月14日 El Mundo記事(スペイン語)見出しを訳せば、
元首相顧問、日本への移民に対するアパルトヘイト設置を提案
先日、「東欧旅行者」様から、ウクライナ紛争が落ち着いたあかつきには、ウクライナ他への観光のお誘いを頂いた。戦火が落ち着いたら、本当に、一度でかけてみたいと思っている。
彼氏の前回のコラムに対する更新情報ゆえ、本来、前回コラムを読んでいないと全体像はわからない。それでも、宗主国大本営広報部と化している、この国の大政営翼賛会提灯報道と全く違う見方があることは、この記事からも、ご推測いただけよう。
ところで、ロシアや東欧、いや、ロンドンで思ったのだが、連日、どんよりした曇りや雨が続くと憂鬱になる。暗い冬は、気分を憂鬱にするのではないかと、そうした天気を経験して思ったことがある。
最近、電気洗脳箱で見たのだったか、暗い天気は気分を鬱にするという。それで、解消策として、専門の照明器具があると知った。
天気が暗いことに起因する気力減退は、照明器具でなおせるところが多いだろう。一方、庶民イジメでたらめ亡国政治に起因する気力減退、うつには、対策はないだろう。
大本営広報部ではない良い情報、いつまでも無料で入手できると思っておられるだろうか?
2015/02/12 第三次世界大戦前夜!? もはや「プーチン悪玉論」は通じない! ウクライナ危機の解決へ向け、「最後の協議」が始まる 元バイエルン州行政裁判所裁判官・フォンナーメ氏特別寄稿!