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戦争を知らない国民:戦没将兵追悼記念日を祝うアメリカ

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Philip M。GIRALDI
2018年5月31日

 水曜日、5月30日は、アメリカ合州国では、戦没将兵追悼記念日だ。追悼はアメリカ南北戦争後間もなく、1868年に始まり、いくつかのコミュニティーの同郷人たちが、5月の最終月曜日に、戦死者のお墓に集まり、花を捧げた。慣習は北部の州で始まったが、間もなく南部にも広がり、毎年の追悼式は間もなく、デコレーション・デーと呼ばれるようになった。21世紀に、戦争が増えて、追悼は、結局南北戦争との結びつきを失い、益々、全国的に戦没将兵追悼記念日と呼ばれるようになり、最終的に連邦の祭日となった。

 アメリカ南北戦争では、655,000人の兵士が亡くなったが、それ以前と以降、全てのアメリカの戦争を合計したより多い。鉄道と蒸気船に依存したという点で、初めての近代戦争だった。北軍は南部の抵抗意欲を削ぐため、生活を破壊し、意図的に一般市民を飢えさせた。アメリカ本土で戦われ、アメリカ人が直接体験した戦争だったのだ。

 現在、戦没将兵追悼記念日は、亡くなった兵士とのつながりをほとんど失い、夏の娯楽最初の日として見なされて有名になっている。海開きになり、水難救助員が現れ、バーベキューの肉の香りが空中に漂う。第二次世界大戦兵役経験者の数は減り、韓国とベトナムは死者を偲ぼうと懸命だが、徴集によらない軍隊から益々縁遠くなっている大衆の関心は極めて薄い。

 150年前に戦われた、計り知れない影響があった戦争に思いをはせる祭日、死者に敬意を払い、生きている人々に戦争の現実を警告する死の警告が、今や、アメリカ合州国政府が、アジアや、おそらくはヨーロッパにおいても新たな軍事構想をあからさまに考えている中、海岸へと向かう道路のでこぼこに過ぎなくなっているのは、一種の皮肉だ。

 国家間の戦争をすっかり忘れ、二つの広大な大洋で守られているアメリカ人は、戦争の恐ろしい現実が全く分かっていないというのが真実だ。もし敵が本土攻撃能力を開発するようなことがあれば一体どういうことになるのか全く理解せずに、アメリカ人は足並み揃えて戦争中毒になっている。大半のアメリカ人にとって、戦争はビデオ・ゲームと大差ない、毎晩ニュース断片で目にするものに過ぎない。一種特異な文化的無知で、遥か遠くの場所の外国の人々が関係する出来事で、真剣に受け止めるべきものではないのだ。だが戦争の破壊を余りに多く直接経験しているアメリカ以外の国々は見方が全く異なっている。

 過去三週間、今のアメリカの二つの敵、イランとロシアを含め、私はアジアやヨーロッパを旅していた。73年前に終わった第二次世界大戦は、廃墟と打ち砕かれた生活から、今でも歴然としている。ロシアのサンクトペテルブルクは、ドイツによって破壊され、焼かれた宮殿を、いまだにrestoring。ドイツでは、歴史的な中世ハンザ同盟の港ロストクは 80%がアメリカとイギリスの爆撃機で瓦礫と化した。都市が焼かれ、8000万人の兵士と一般市民が亡くなった戦争だったのだが、アメリカ人は、そのわずか0.5パーセントだった。ロシアだけで、2700万人が亡くなった。主要交戦国中、戦闘と無縁だったのは、アメリカ合州国本土だけだった。

 イランも、そこでワシントンがバグダッドを支持した1980年-88年のイラン-イラク戦争の傷を負っている。50万人のイラン人とイラク人が亡くなった。意図的に果てしなく続く対テロ戦争で、ごく僅かの人々しか地図で見つけることができないような場所で、8,000人のアメリカ人が命を失ったが、約400万人のイスラム教徒が、直接あるいは巻き添え被害で亡くなったと推計する向きもある。三つの外国政府が倒されたが、ワシントンは、ダマスカスをこの犠牲に加えようとしており、モスクワさえ、政権転覆の対象にされている気配もある。

 こうした全ての理由で、話し合うため私は最近旅行したが、そこでアメリカ人ではない多くの人々が“アメリカ合州国に一体何が起きたのですか?”とあからさまに問うたのだ。大半の人々が、中国やロシアやイランではなく、ワシントンこそが、平和にとって世界最大の脅威だという意見まで述べた。悲しいかな、私は同意せざるを得なかった。

 すべてのアメリカ人が、善意が結束し、狂気を終わらせるよう求めて当然だ。来年、戦没将兵追悼記念日が再び巡って来たら、戦争の死と破壊という恐怖を思い起こそう。それを念頭に、対決というあらゆる考え方は消え、交渉と妥協への要求に置き換えられるべきなのだ。そして、陸軍軍人、海軍軍人、海兵隊員と空軍軍人には、戦没将兵追悼記念日の贈り物を渡して、帰郷させよう。彼ら全員を。

記事原文のurl:https://www.strategic-culture.org/news/2018/05/31/nation-that-doesnt-know-war-america-celebrates-memorial-day.html
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属国は何十年も周回遅れで、宗主国侵略戦争派兵を本格化しようと憲法破壊を進めている。

モリカケ・日誌隠蔽ウソツキ集団隠蔽のため、大本営広報部、日大アメフトの話題ばかり。

日大内部に、支配体制正常化の動きをしておられる方々がおられるというのを拝見して、ふと考えた。大学は多数ある。ブランドが下落して、学生がへれば、大学存亡の危機にもなりかねない。アメフト団体にしても同様。他にもスポーツはあるのだ。

一方、政府、与党、官僚の中には、正常化の動きをしておられる方々皆無に見える。

大学や、アメフトと違い、国は一つしかない。競争相手皆無だ。大本営広報で洗脳しておけば済む。大昔酒を飲みながら、政府を批判する発言をすると、同席していた高級官僚が突然「それなら、日本から出て行きなさい」と言った。その元高級官僚氏とも、同席していた彼のお友達とも全く会っていない。今後も会うことはない。

25%を大本営広報で洗脳し、圧倒的多数の議席さえとれば、思うままにできる。

社民党副党首福島瑞穂氏による文章を拝読した。冒頭部分をコピーさせていただこう。

私は社会の中で人々が萎縮したり、忖度(そんたく)したりするのではなく、もっとみんなのための社会、政治を実現したいと思っている。だから、安倍政権は退陣すべきである。嘘で塗り固められた腐った政治の上には何も積み上げることはできないし、ここから未来を切り開いていくことはできないからだ。

 象徴的な例がある。今年4月から、小学生は「道徳」を検定教科書で勉強することになった。子供たちに「嘘をついてはいけません」と教えておいて、政治の世界が隠蔽(いんぺい)や改ざん、虚偽答弁の世界であったら、子供たちは大人を信用しないだろう。何てひどい世界だろうか。

小学校の頃から、「道徳」の授業は嫌いだった。今も嫌いだ。上から教え込む道徳、「奴隷の哲学」にすぎまい。

日刊IWJガイド「KAROSHIの国、日本で『高プロ制度』が衆議院本会議可決! 一方、国際社会はILO総会でハラスメントを規制する条約の成立を目指す!/加計学園渡辺良人事務局長が愛媛県に謝罪!? 立憲民主党枝野幸男代表は記者会見で『どう考えてもいいわけが嘘なのは明々白々』と批判!/経団連新会長は安倍友!『是々非々』とは言うが、働き方改革、原子力政策の先行きは?/高齢化する原発! 東海第二原発は再稼働審査に合格の見込み、川内原発は再稼働/
<本日の再配信>本日午後8時より『「メディアは権力を忖度し、司法権力は政治のために動いている」~前川喜平・前文科事務次官にロングインタビュー!第1弾(前半)』を再配信!このインタビューをテキスト化したメルマガ『岩上安身のIWJ特報!』も発行!/<新記事紹介>トランプによる唐突な米朝会談の中止発表と直後の撤回!『少々の揺さぶりでは南北平和への気持ちは崩れない』~戦争の危機と国家間の駆け引きの中で韓国の市民は何を思うのか?」2018.6.1日号~No.2087号~


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