投稿: 2012年12月4日
grtv
大半のアメリカ人にとって理想的な食べ物とは早くて、安くて、美味しいものだ。「フード・インク」は食物に価値と便利さを加える費用や環境に対する影響を検討している。
ロバート・ケナー監督は、様々な著者、支持者、農民や、CEO達、共同製作者エリック・シュローサー(「ファストフードが世界を食いつくす」)、マイケル・ポーラン(「雑食動物のジレンマ」)、ゲーリー・ヒルシバーグ(ストーニーフィールド・ファーム)や、大腸菌で二歳の息子の命を奪われて以来、より厳格な基準を求めて運動をしているバーバラ・コワルシク達と語りあい、主題をあらゆる角度から検討している。
映画制作者は、鶏が余り早く成長しすぎるので、ちゃんと歩けなかったり、牛が毒性のある化学物質を無理やり食べさせられたり、不法滞在者がこうした食品を手頃な価格で市場に送り出すため、命や四肢を失ったりする食肉処理場や工場飼育場にカメラを持ち込んだ。硬いエコ・ドキュメンタリーは、どちらかと言えば既に(自然食品志向に)改心した人々向きのものだとすれば、ケナーは見いだした事を、実に人を惹きつけずにはおかない形で見せてくれるので、「フード・インク」なら、これを見て一番を恩恵を受けるはずの人々、あらゆる本を読んだり、非遺伝子組み換え製品を毎日食べたりする時間も収入もない人々、悩める労働者の目に入る可能性もありそうだ。